はじめに:カフェにPayPayは必要か?

導入して損したなあ、と感じた事は一度もありません。

理由はシンプルで、日本の人口の約2人に1人、7,300万人がすでにユーザー登録しているから。さらにスマホユーザーに限定すればユーザーの約3人に2人が利用しているから。

「うちは現金派のお客様が多いから」と思っているオーナーさんも多いと思います。私も開業当初はそう思っていました。

でも現実は違いました。PayPayを導入してから、「あ、ペイペイ使えるんですね」と言いながらスマホを出すお客様が想像以上に多かったんです。

導入しない理由を探すより、導入してみた方が早い。11年やってきた私がそう感じています。

ちなみに私含めたユーザー目線だと決済の他に送金や金融サービスも充実しており、使い勝手はかなり良いです。私もプライベートではメインで使っています。


PayPayの基本スペック【カフェオーナーが気にする3点だけ】

難しい話は抜きにして、カフェオーナーが気にすべき数字はこの3点だけです。

  • 初期費用:ゼロ円
  • 端末:不要
  • 手数料:1.98%

現在も絶賛利用中の私が言いますが、とにかくシンプルがいいんです。店舗もお客様も、キャッシュレス決済はシンプルかつ迅速に。これがひとつのポイントとなります。

PayPayは導入、利用、双方にシンプルさが追求されています。

また、クレジットカードの手数料が一般的に3%前後であることを考えると、1.98%はかなり優秀です。しかも初期費用ゼロ、端末も不要。これだけ条件が揃っているキャッシュレス決済は他にほとんどありません。


端末がいらない、これが全てです

PayPayの最大のメリットは、専用端末が一切不要なことです。

やることはたった一つ。PayPayが発行するQRコードのシールを専用スタンドに貼ってレジ前に立てるだけ。

さらに大小様々なシールが用意されており、使いようによっては「テーブル決済」も可能になります。

他の端末が必要なキャッシュレス決済の場合、こんな問題が起きます。

  • 端末の購入費や月額レンタル費がかかる
  • 充電を忘れて使えなくなる
  • 故障したら業者に連絡して修理待ち

PayPayにはこの問題が一切ありません。QRコードが破れたら貼りなおすだけ。

開業直後はただでさえバタバタしています。余計なトラブルの種を最初から排除できるのは、思っている以上に大きなメリットです。


手数料を1.60%まで下げる方法

通常プランの手数料は1.98%ですが、マイストアライトプラン(月額1,980円)に加入すると1.60%まで下がります。

ただし、これは条件次第でお得にも損にもなります。

私なりに損益分岐点を計算すると、PayPayの月間売上が約55万円を超えるならライトプランに加入した方がお得です。

55万円に届かないうちは無料プランのまま1.98%で運用する方が賢明です。売上が伸びてきたタイミングで切り替えれば問題ありません。プランはいつでも変更できます。

なお、ライトプランに加入するとPayPayクーポンやスタンプカードも使えるようになります。これを活用すると集客にもつながるので、売上が伸びてきたら積極的に使いたい機能です。

まあここはいったん導入してからいつでも変えれます。まずはそのまま導入です。


ペイペイ祭りの話【11年やって気づいた現場の数字】

PayPayは定期的に大規模なキャンペーン、いわゆる「ペイペイ祭り」を開催します。

キャンペーン期間中、私のお店ではPayPayの利用率が通常の約3割増になります。

これは11年間の肌感覚ですが、毎回ほぼ同じ傾向が出ます。お客様側にポイント還元などの特典があるため、普段PayPayを使わない方も積極的に使ってくれるんです。

広告費ゼロで客単価や来店頻度が上がる。こんなにありがたいことはありません。

もちろん販促物は送付されますので店舗では掲出するだけ。

導入するだけでこのキャンペーンの恩恵を自動的に受けられるのも、PayPayの強みの一つです。


入金サイクルと振込手数料

PayPayの入金サイクルは当月末締め・翌月払いです。

振込手数料はどの銀行を指定しても基本的に無料ですが、PayPay銀行を指定すると月末振込も無料になります。

さらにPayPay銀行ではデビットカードを作ることができます。

これがすごく便利!

特に開業したばかりだと、クレジットカードを作ることすらできない場合も多く、こういう時にデビットカードがあるとクレカのように使えます。

そして、クレジットカードのように「来月の引き落としがいくらになるか」と気にする必要がありません。

私自身もPayPay銀行のデビットカードをよく使っていますが、開業直後のキャッシュフローが読みにくい時期には特におすすめです。


弱点も正直に言います

良いことばかり書いても信用されないので、正直に弱点もお伝えします。

現金派のお客様には刺さらない

高齢のお客様を中心に、現金しか使わない層は一定数います。PayPayだけに絞ることはできないので、現金対応は引き続き必要です。

QRの読み間違いが稀に起きる

お客様がQRをうまく読み取れないケースがたまにあります。とはいえ慣れれば数秒で解決できますし、慣れていないお客様にも一言声をかければスムーズです。


もっと本格的にキャッシュレスを整えたいなら

PayPayだけでは、クレジットカードや交通系ICには対応できません。

「一台でまとめて対応したい」という方には、PayCAS Mobileがおすすめです。クレカ・交通系IC・QRコード決済を一本化でき、しかも年間約37,800円のコスト削減になるケースもあります。

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