「カフェ開業 やめとけ」

このキーワードで検索してきたあなたは、おそらく真剣にカフェ開業を考えているけど、不安も大きいんだと思います。

正直に言います。カフェ経営は、想像以上に大変です。

私は11年間カフェを経営していますが、「給料が1円もない月」を経験したこともあります。週6日、1日10時間以上働いて、手元に残るお金がゼロ。そんな現実もあります。

でも、それでも私はカフェ経営を続けています。

この記事では、「カフェ開業やめとけ」と言われる理由と、それでも成功する人の違いを、実体験をもとに正直にお伝えします。


「カフェ開業やめとけ」と言われる5つの理由

まずは、なぜ「カフェ開業はやめとけ」と言われるのか、その理由を見ていきましょう。

理由1:儲からない

カフェは、利益率が低い業種です。

カフェの平均利益率:

  • 飲食業全体:5〜10%
  • カフェ:3〜8%

つまり、売上100万円でも、手元に残る利益は3万〜8万円ということです。

しかも、この利益から自分の給料を出さないといけません。

理由2:労働時間が長い

カフェは、開店から閉店まで店にいる必要があります。

カフェオーナーの労働時間:

  • 週6〜7日営業
  • 1日10〜12時間労働
  • 休みは月2〜4日

私も、開業当初から今まで、週6日、1日10時間以上働いています。売上が悪い月は、定休日も営業します。

会社員の方が、よっぽど楽です。

理由3:初期投資が大きい

カフェを開業するには、最低でも500万円〜1,000万円の初期投資が必要です。

私の開業資金:

  • 自己資金:500万円
  • 創業融資:500万円
  • 合計:1,000万円

これだけのお金を借りて、失敗したらどうなるか。考えるだけで怖いですよね。

理由4:廃業率が高い

飲食店の廃業率は、非常に高いです。

飲食店の廃業率:

  • 1年以内:約30%
  • 3年以内:約70%
  • 10年以内:約90%

つまり、**10年後も営業しているカフェは、わずか10%**ということです。

理由5:憧れだけではやっていけない

「自分のカフェを持ちたい」という憧れだけで開業すると、ほぼ確実に失敗します。

憧れと現実のギャップ:

  • 憧れ:おしゃれな空間で、コーヒーを淹れて、お客様と会話する
  • 現実:仕入れ、在庫管理、経理、清掃、スタッフ管理、トラブル対応…

経営者としてやることは、山ほどあります。


私の失敗談:給料が1円もない月があった

開業1年目は、意外とお客さんが来てくれました。

何もかも新鮮で、やる気に満ち溢れていたので、きついとは全く思いませんでした。

でも、2年目以降、どんどん現実を知っていきました。

給料1円の月

ある月、売上が少なく、経費を全部差し引いたら、自分の給料が1円もありませんでした。

1ヶ月、タダ働きです。

週6日、1日10時間以上働いて、手元に残るお金がゼロ。

この時、「カフェ開業、やめとけばよかった」と本気で思いました。

開業前と開業後のギャップ

開業前に想像していた経営と、実際の経営で一番ギャップがあったのは、お金です。

何百万円なんて、すぐになくなります。

  • 家賃:毎月15万円
  • 人件費:毎月20万円
  • 仕入れ:毎月30万円
  • 光熱費:毎月5万円
  • その他:毎月10万円

合計:毎月80万円の固定費

売上が100万円でも、固定費80万円を引いたら、残りは20万円。ここから自分の給料を出すと、手元にはほとんど残りません。


それでも、私は11年続けています

「じゃあ、なんで続けてるの?」

そう思いますよね。

売上が伸びたきっかけ

売上が伸び始めたきっかけは、足を使ってチラシ配りをしたことです。

地道に、1軒1軒、チラシを配りました。そして、1回来てくれたお客様には、「次も来てもらおう」という気持ちで接しました。

お客様と話して、メニューの好みを聞き出して、それに合わせてメニューを変えました。

こうして、少しずつリピーターが増えていきました。

カフェ経営で得たもの

私がカフェ経営を続けてよかったと思う瞬間:

1. 自分の仮説がドンピシャで当てはまった時

「このメニュー、絶対売れるはず」と思って出したメニューが、本当に売れた時。この快感は、何にも代えがたいです。

2. キャッシュフローがうまく回った時

売上が安定して、経費を払っても手元にお金が残る。この感覚を味わえた時、「経営者として成長してるな」と実感します。

3. 従業員が楽しく働いてるのを見た時

スタッフが笑顔で働いてくれている姿を見ると、「このカフェを続けてよかった」と思います。

4. 何年かぶりに来てくれたお客様が覚えていてくれた時

「久しぶりです!また来ちゃいました」と言われた時、本当に嬉しいです。

11年続けられた理由

私がカフェ経営を11年続けられた理由は、たった一つ。

「自分のためではなく、来てくれるお客様のため」と考えたからです。

自分のためだけに続けていたら、とっくに辞めていたと思います。

でも、「お客様のために、このカフェを続けよう」と思ったら、何年でも続けられます。


失敗する人・成功する人の違い

11年間カフェ経営をしてきて、失敗する人と成功する人の違いが見えてきました。

失敗する人の共通点

資金計画が甘い → 開業資金だけ用意して、運転資金がない

立地選びを間違える → 「家賃が安いから」だけで立地を選ぶ

メニューが高すぎる or 安すぎる → 原価計算をせずにメニューを決める

経営の勉強をしない → 「好きなことを仕事にしたい」だけの動機

売上が悪くなった時、諦める → 24時間働く覚悟がない

成功する人の共通点

資金計画をしっかり立てる → 開業資金 + 運転資金6ヶ月分を用意する

立地を徹底的に調査する → 人通り、競合、家賃、ターゲット層をリサーチ

数字で経営する → 売上、原価、人件費を毎日チェック

お客様の声を聞く → メニュー、サービス、雰囲気を改善し続ける

絶対続けるという覚悟がある → 覚悟があれば、たいていのことは大丈夫


開業前に知っておくべきリアルな数字

カフェ開業を考えているなら、以下の数字を知っておいてください。

開業資金

最低でも500万円、理想は1,000万円

  • 内装・設備:300〜500万円
  • 保証金・敷金:100〜200万円
  • 運転資金(6ヶ月分):300〜500万円

私の場合、自己資金500万円 + 創業融資500万円 = 合計1,000万円でした。

月の固定費

最低でも月50万円〜100万円

  • 家賃:10〜20万円
  • 人件費:10〜30万円
  • 仕入れ:20〜30万円
  • 光熱費:3〜5万円
  • その他:5〜10万円

売上が100万円でも、固定費を引いたら手元に残るのは0〜50万円です。

労働時間

週6日、1日10〜12時間

会社員の方が、よっぽど楽です。

廃業率

3年以内に70%が廃業

生き残るのは、わずか30%です。


やめた方がいい人 vs やるべき人

こんな人は、やめた方がいい

❌ 資金が300万円以下

❌ 「楽して稼ぎたい」と思ってる

❌ 経営の勉強をする気がない

❌ 失敗を許容できない

❌ 週6日、1日10時間働く覚悟がない

❌ お金がすべて

こんな人は、やるべき

✅ 資金が500万円以上ある ✅ 数字を見るのが苦にならない ✅ 試行錯誤が好き ✅ 長期的な視点で考えられる ✅ お客様のために働ける ✅ 絶対続けるという覚悟がある


成功するための5つの条件

カフェ開業で成功したいなら、以下の5つの条件を満たしてください。

1. 資金計画を立てる

開業資金 + 運転資金6ヶ月分を用意しましょう。

最低でも500万円、理想は1,000万円です。

2. 立地を徹底的に調査する

家賃が安いだけで立地を選ぶと、失敗します。

立地選びのポイント:

  • 人通りは多いか
  • 競合はどれくらいいるか
  • ターゲット層は住んでいるか
  • 家賃は売上の10%以内か

3. 数字で経営する

売上、原価、人件費を毎日チェックしましょう。

会計ソフトを使えば、自動で集計できます。

カフェの経理は税理士に頼むべき?自分でできる?

4. 小さく始める

最初は、自分1人でやりましょう。

スタッフを雇うのは、売上が安定してからです。

5. 最初に出た利益は残しておく

これが一番重要です。

もし今ゼロから開業するなら、私は「最初に出た利益はしっかりと残しておく」ことを徹底します。

利益が出たからといって、すぐに使ってはいけません。必ず、運転資金として残しておきましょう。


カフェ経営を助けるツール

カフェ経営を成功させるには、効率化が必須です。

会計ソフト

経理を自分でやれば、税理士費用(年間30〜60万円)を節約できます。

カフェ開業オーナーが実際に使って比較!freee・弥生・マネーフォワードどれがいい?

レジアプリ

POSレジアプリを使えば、売上管理が楽になります。

カフェにエアレジをおすすめする5つの理由

キャッシュレス決済

キャッシュレス決済を導入すれば、客単価が1.2倍になります。

カフェは現金のみでいい?キャッシュレス導入のメリット・デメリット


最後に:覚悟があるなら、やるべき

正直に言います。

カフェ経営は、楽じゃありません。

  • 給料が1円もない月もある
  • 週6日、1日10時間以上働く
  • 3年以内に70%が廃業する

でも、それでも私は11年続けています。

なぜか?

お客様のために、このカフェを続けたいからです。

「絶対続ける」という覚悟があれば、たいていのことは大丈夫です。

もしあなたに、その覚悟があるなら、カフェ開業に挑戦する価値はあります。

逆に、覚悟がないなら、やめた方がいいです。

カフェ経営は、憧れだけではやっていけません。

でも、覚悟があるなら、あなたのカフェは成功します。

応援しています。


よくある質問(FAQ)

Q1. カフェ開業に必要な資金はいくらですか?

A. 最低でも500万円、理想は1,000万円です。内訳は、内装・設備300〜500万円、保証金100〜200万円、運転資金300〜500万円です。

Q2. カフェは儲かりますか?

A. 利益率は3〜8%と低いです。売上100万円でも、手元に残る利益は3万〜8万円です。儲けるためには、売上を伸ばし続ける努力が必要です。

Q3. カフェ開業で失敗する人の特徴は?

A. 資金計画が甘い、立地選びを間違える、経営の勉強をしない、売上が悪くなった時に諦める、などです。

Q4. カフェ経営は何年続けられますか?

A. 3年以内に70%が廃業します。10年以上続けられるのは、わずか10%です。

Q5. カフェ開業で成功するコツは?

A. 資金計画を立てる、立地を徹底調査する、数字で経営する、小さく始める、最初の利益を残す、の5つです。

Q6. カフェ経営をやめた方がいい人は?

A. 資金が300万円以下、楽して稼ぎたい、経営の勉強をする気がない、失敗を許容できない、週6日・1日10時間働く覚悟がない人です。

Q7. カフェ経営はどれくらい大変ですか?

A. 週6日、1日10時間以上働きます。売上が悪い月は定休日も営業します。会社員の方が、よっぽど楽です。