せっかくお店も軌道に乗ってきた3年目、自分のお店から歩いて3分くらいの所に同じようなカフェがオープンするとの情報が!

こういう状況設定で、さて、あなたはどうしますか。

近くにライバルらしきお店を発見

さて、一口にライバル店と言っても本当にライバル店なのでしょうか?

例えば自分のお店はランチも出すカフェをやっていました。

しかし、ライバル店と思われる新店は、カフェには間違いないがどうやらほぼコーヒー専門のようで、食事はあまり出さないようです。

確かにカフェはカフェなので、とあるオーナーはライバル店と位置付け、対策を練ります。

一方とあるオーナーは食事が出ていないのでライバル店とみなさず、むしろ共存(コラボ)を狙う事もあるかと思います。

このように捉え方ひとつで対策も色々あると思いますが、改めて自分のお店はどういうお店なのか、再度把握する必要があります。

それは年数が経過していればしているほど、必要な作業となります。

  • まずは自分のお店がどういうお店なのか再度把握
  • ぼんやりとしている場合、常連様に自店のイメージを聞いてみる事も大事
  • 自店を把握した上で、近くのお店をチェック
  • あくまでお客様目線で、どういうお店なのかチェック

あくまで客観的に見て、自分のお店はどういうお店で他店はどういうお店なのか。これがブレてしまうと対策を練る事も共存する事も出来ません。

近くにライバル店が出来た時のNG行動

大きく2つの行動がNGです。一つ目は

値引きによる客寄せ

ライバル店にお客様を取られてはいけないと、クーポン付きのチラシを配り、なんとか自店にお客様を囲い込もうとします。当然クーポンなのでいつもより安くなりますから、お客様は来てくれるかもしれません。

しかし、クーポンというのは麻薬的な意味合いも充分含んでいます。

簡単に言うと、クーポンで来たお客様はクーポン以外では来なくなる可能性があります。

もちろん、お店に来てもらうきっかけの一つであれば問題ありませんが、クーポンを使うお客様がそのお店の味、雰囲気、居心地の良さよりも最優先なのは価格です。

ここ最近はインフレにより物価も上がり、私のお店も何度か値上げもしました。特に家族連れのお客様は出来るだけお金をかけないようにする方も多いのが現実です。

クーポン配ってお客様が来た!
効果があるから、また同じ所に配ろう!
また来てくれたからまた配ろう!
(以下ループ)

確かに来てくれるかもしれません。

しかし、そのクーポンをなんらかの事情で配るのをやめるとします。すると、配布期間が長ければ長いほど来る確率は下がります。

なので値引きによる客寄せは避けた方が良いです。

2つ目。

既存メニューのてこ入れ

新しくオープンするお店は当然自店と味が違います。

なので、新鮮さもありますし好みがそのお店に合ってるかもしれません。

なのでウチもいろいろ開発せねば!と思い立ち、味を変えたり食材を変えたりします。

仮に新しいお店が出来た原因でお客様が減った場合、味どうこうの理由はあまり関係ないこともよくあります。

目新しい事をやらなきゃ、という気持ちはわかります。
しかし、もともとおいしいメニューを変えてしまうと元も子もありません。

なので、もし変えるのであればメニューシートを変えたり入口のブラックボードを変えたりして目新しさを出しましょう。

この2つ、クーポンでお客様を呼び込む事と既存メニューのてこ入れをする事。この2つは「自分の価値を自分で下げている」可能性もあります。

シンプルに考えると近くにお店が出来ただけ、なんです。事実はそれだけで、自店の価値も味も全く変わっていません。

ただ、お客様を一時的若しくはそのまま取られる可能性はなきにしもあらず。

なのでたったひとつ、対抗して出来る事があります。

近くにライバル店が出来た時にやるたったひとつの事

清 掃

おそうじです。

先述にもありますが、自分のお店の味や雰囲気、価値は全く変わっていません。また、味がおいしかったり店内の雰囲気が良かったり、お客様に不満はあまりないのかもしれません。

さらに、オープン後調査してみるとやっぱりいつものお店の方が良いらしい、との話も聞くかもしれません。

なので自分のお店に自信を持つ事が大切です。

ただし、新規出店舗に一つだけ負けるのは新しさです。

自分のお店もキレイに掃除して毎日ピカピカなのは重々承知です。

しかし店舗というのはそれ全体が消耗品。新しく建てた瞬間から価値は下がります。(この辺になると不動産関係の話にもなりますが、土地の価値は別です)

1か月でも違えば、新しさは負けます。

なので特に重要なのは、入口付近とトイレの清掃、そして整理整頓です。

私が昔から聞くのが、入口をほうきで清掃しているとお客様が寄ってくるという事です。オカルト的な部分もありますが、清掃をしているという事に悪いイメージを持つ人はいないでしょう。

さらにお店の人の顔が見えます。もしかすると通りすがりに色々聞かれるかもしれません(経験済み)

実は入口の清掃やトイレ清掃はいいことずくめ。

清掃だけでなく、特にトイレは飾りつけをして華やかに見せる事も清潔感をアピールできるチャンスでもあります。

まとめ

  • 自店がどういうお店なのか見つめなおす
  • ライバル店は本当にライバルなのか見極める
  • 安売り、手変えは極力避ける
  • キレイさでは新しいお店に敵わない
  • 特に入口とトイレは最重要清掃項目

最後もうひとつありました。

これはとあるチェーン店の出店基準にもなっています。

人が集まる所に、お店を出すと集客できる。また、集客力のあるお店が近くに出店すると今まで来なかったお客様も近くに来て集客のチャンスが生まれる

今まで近くに来なかった方も、新しいお店が出来るとそこに来る可能性が増えます。結果、自店も知ってもらえるチャンスが出来ます。これは、逆もまたしかりです。

どちらもプラスに捉えるという事が大事です。